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犬的収益バリュー投資論その3

随分と間が開いてしましたが、早くしないと2013年が終わってしまうので、
駆け込みで犬的収益バリュー投資論その3をお届けしますワン。

今回のテーマは「使うEPSは過去でしょ!でも今でしょ!でもなく未来でしょ!」ですワン。

その1では、

・株式を利付債券の亜種だと捉えていること
・益回り=国債利回り+株式リスクプレミアム+流動性プレミアム
 で大雑把に妥当なお値段を推定できること

その2では、

・株価はだいたい適正価格帯に収まる。
・適正価格帯とは、適正価格×1/2≦価格≦適正価格×2倍である。
・適正価格帯の下限以下で買うのが”何これ安い!”

ということをお伝え致しましたワン。

EPSを使って株式の経済的に妥当なお値段を推定できて、
その値段よりどのくらい安ければ”何これ安い!”なのかがわかれば、
基本的に投資としては完結していますワン。

ただ、これには重大な前提条件がありますワン。
それは、EPSが債券の利子並みに磐石である、という前提ですワン。
これ、実は大問題なのですワン。


2003年 105.03円
2004年 114.59円
2005年 91.95円
2006年 155.35円
2007年 82.21円
2008年 50.95円
2009年 37.47円
2010年 -283.72円
2011年 24.71円
2012年 12.12円
2013年 -126.72円(予想)
合計 263.94円(11年平均23.99円)

こちらはたびたび犬の顔に泥を塗ってきたwww、
3331某ブルドッグさんのEPSの推移ですワン。

現在でこそ業績の数字上でも犬の皮化けの皮が剥がれていますが、
2006年のEPSは155円もありましたワン。
この155円、ないしは多少保守的に100円と見積もっていたとしても、
このEPSを使って某ブルドッグさんの株式の価値を推定していた場合、
今頃大損していたはずですワン。


2004年 6.16円
2005年 32.73円
2006年 51.08円
2007年 54.29円
2008年 56.33円
2009年 24.61円
2010年 -1.83円
2011年 14.82円
2012年 9.30円
2013年 -16.23円
2014年 23.56円(予想)
合計  254.82円(11年平均23.17円)

こちらは5401新日鉄住金のEPSの推移ですワン。
いわゆる景気循環株って奴ですワン。

このようにEPSが黒字や赤字を行ったり来たりする場合、
EPSに一体どのような値を使えばいいかがわかりづらいですワン。

こういう企業を収益バリュー投資で扱う場合、
EPSの平均を取る、というのが一応は対応策となりますワン。
11年間のEPSを平均すると、
良い時の大体1/2が新日鉄住金の実態EPSだということが
わかると思いますワン。

ただ、これも平均の取る時期によって、
数値が上に行き過ぎたり、下に行き過ぎたりする危険性がありますワン。


2004年 130.99円
2005年 157.71円
2006年 134.91円
2007年 103.96円
2008年 113.91円
2009年 111.72円
2010年 118.64円
2011年 117.97円
2012年 111.87円
2013年 119.52円
2014年 122.99円(予想)
合計 1344.19円(11年平均122.20円)

一方こちらは9437NTTドコモのEPSの推移ですワン。
ほぼ横ばいで業績の頭打ち感はひしひしと感じますが、
EPSの安定性は某ブルドッグや新日鉄住金と比較すると雲泥の差ですワン。


さて、これら3社のうち、どの株式がより債券のようにみなせるか?は
論を待たないと思いますワン。
もちろん、それはNTTドコモですワン。

NTTドコモのように収益のブレが少ない企業は、
その分株価の上下に意識を集中すればよく、
収益バリュー投資をするうえでは好都合ですワン。

将来の株価を最終的に決めるのは、
過去のEPSでも今のEPSでもなく、未来のEPSですワン。

未来のEPSがある程度想像できる株式に的を絞ることが、
収益バリュー投資をするうえでは重要になってきますワン。


2004年 0.84円
2005年 1.11円
2006年 24.63円
2007年 47.61円
2008年 59.04円
2009年 49.83円
2010年 73.14円
2011年 83.56円
2012年 108.58円
2013年 135.27円
2014年 137.16円(予想)
合計  720.77円(11年平均65.52円)

さて、問題はこのような企業ですワン。
これは3093トレジャーファクトリーのEPSの推移ですワン。
増資の実施によって減益のようにみえる年が1年ありますが、
実際にはここ10年連続で増収増益の見込みですワン。

こういった増収増益を続けている企業のEPSはどう扱うべきでしょうかワン?
平均EPSを使った場合、増益企業を過小評価してしまうことは明らかですワン。

では、今期予想EPSを使った場合はどうでしょうかワン?
実際にはこれでも、増収増益企業は過小評価してしまいますワン。


それではどんな値を使えばいいのでしょうかワン?
それは、ある程度想像できる範囲内で未来のEPSを使う
ということですワン。

人によってさまざまでしょうが、
ポチは10年先の未来はちょっと想像できないため、
数年から5年先程度がいいかな?と思って、
数年先のEPSを頭の中で想像して使っていますワン。

現時点でのEPSは、NTTドコモは120円程度、
トレファクは137円程度とかなり拮抗していますが、
ポチの頭の中での未来のEPSは、
NTTドコモは120円のままですが、
トレファクは137円よりもっと上とみていますワン。

現時点でNTTドコモとトレファクは株価も1,700円前後と拮抗しており、
今期予想PERもかなり拮抗していますワン。
ですが、ポチの中での未来のPERは、
NTTドコモとトレファクとではかなり違っていて、
トレファクのほうが未来のPERはかなり低くなると思っていますワン。

このように、過去でも今でもなく、未来のPERで各株式を比較検討して、
株式を買ったり売ったり入れ替えたりしていますワン。


収益バリュー投資は、このように未来のEPSを扱うため、
過去のBPSを扱う資産バリュー投資より難易度が高くなりますワン。

そのため、まずはしっかりとした収益基盤を持つ企業に
フォーカスすることが重要になってきますワン。

逆に言えば、しっかりとした収益基盤を持つ企業にフォーカスすれば、
過去のBPSを扱う資産バリュー投資並みの難易度で、
収益バリュー投資を行なえる、とも言えますワン。


また、必ずしもある1社の未来のEPSを正確に予測する必要はありませんワン。
ポートフォリオを組んで10社の株式を買っている場合、
この10社の未来のEPSの予測の合計が、概ね正解であれば問題はないのですワン。
分散のありがたい効果のひとつですワン。

それに加えて未来を控えめに予測することを心掛ければ、
バリュー投資でもっとも大切な概念である”安全域”を
さらに確保することができますワン。


若干まとまりに欠けた部分もありますが、
早くしないと2013年が終わってしまうためw、
犬的収益バリュー投資論その3はこれにて終了ですワン。

足りない部分は賢いみなさまの頭の中で
自動補正して頂けるものと確信しておりますワン!

ご清聴、ありがとうございましたワン。

続き



…ませんワン(笑)。

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柴犬ポチ

Author:柴犬ポチ
 
日本株で10年以上、バリュー投資してるワン!
犬の癖に億超えしてるワン!
好きな言葉は「何これ安い」だワン!
※ポチの記事はすべてβ版ですワン。完成版では変更される可能性があるのでご注意くださいワン。

コメントは、動物語でお願いしますワン。動物の種類は問いませんワン。

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